泣きたくなるくらいのを、もう一度。
ヒマリさんの写真展「泣きたくなるくらいのを、もう一度。」が、2023年3月3日から5日まで開催されました。
メインビジュアルがとても印象的だった本展。
ヒマリさんからこちらのビジュアルをいただいたとき、ギャラリー運営者でもある筆者は、タイトル通りちょっと泣きそうになりました。
写真が綺麗、美しい。
写真が好き、楽しい。
そういった感情を超えて、心の芯に響くような、そんな写真がたくさん展示されていました。
ところどころ目に飛び込んでくるヒマリさんの言葉によって、心のさらに奥の方に響いてくる感覚を覚えます。
Instagramで公開されていたプロローグから、展示終了後のエピローグまで、展示が一遍の物語のようでした。
ヒマリさんは自分のために撮った写真で、自分のために展示をしたと書かれていましたが、観る側の私たちも、ヒマリさんの写真の中に自分自身を見たのではないかと思います。
自分が残したいものは何なのか、泣きたくなるくらいに自分の心を震わせるものは何なのか。
ヒマリさんの宝箱のような展示に触れて、すぐに忘れてしまう純粋な気持ちを、未来の自分のために残しておきたいと強く思いました。
2023年3月、この空間に存在していた物語を、このページに残します。
泣きたくなるくらいのを、もう一度。
【会期】2023年3月3日~5日